オリンピックといえば、聖火(せいか)リレーなどの注目(ちゅうもく)する点(てん)のひとつなのではないでしょうか。オリンピックトーチとはオリンピック聖火(せいか)を持ち運ぶ(もちはこぶ)ためのツールです。1936年(ねん)ベルリンオリンピック以来(いらい)、毎回(まいかい)のオリンピックでは、主催国(しゅさいこく)の文化(ぶんか)の特色(とくしょく)などをアピールし、ハイテクを利用(りよう)したトーチなども現れ(あらわれ)ました。トーチはオリンピックの重要(じゅうよう)といえる遺産(いさん)とも見(み)られているんです。さて、今年夏(ことしなつ)に開催(かいさい)される北京(ぺきん)オリンピックの聖火(せいか)トーチですが、長さ(ながさ)72センチ、重さ(おもさ)985グラムとなっています。トーチは15分間(ふんかん)にわたり燃焼(ねんしょう)し続ける(しつづける)ことが可能(かのう)であり、また、風速(ふうそく)が全く(まったく)ない環境(かんきょう)であっても、聖火(せいか)の炎(ほのお)の高さ(たかさ)は常時(じょうじ)25〜30センチを保て(たもて)るんです。燃料(ねんりょう)のプロパンガスは環境(かんきょう)にやさしいものです。炎(ほのお)の色(いろ)は黄色(きいろ)が非常に(ひじょうに)鮮やか(あざやか)で、強い(つよい)光(ひかり)や日光(にっこう)の下(した)でも識別(しきべつ)することができるので、撮影(さつえい)にも便利(べんり)です。トーチの外形(がいけい)の素材(そざい)はリサイクルが可能(かのう)になっていて、こちらも環境(かんきょう)にやさしい素材(そざい)となっています。北京(ぺきん)オリンピックの聖火(せいか)トーチの外観(がいかん)のデザインに関し(にかんし)てですが、中国(ちゅうごく)の伝統的(でんとうてき)な「祥雲(しょううん)」の図(ず)からインスピレーションを受け(うけ)ているといわれています。「祥雲(しょううん)」という文化(ぶんか)の概念(がいねん)は、実に(じつに)千年以上(ねんいじょう)の歴史(れきし)があり、中国(ちゅうごく)文化(ぶんか)の代表的(だいひょうてき)な記号(きごう)であるんです。トーチの造形(ぞうけい)デザインですが、伝統的(でんとうてき)な中国(ちゅうごく)の紙(かみ)の巻物(まきもの)をイメージしたものとなっています。レッドとシルバーという目新しい(めあたらしい)視覚的(しかくてき)効果(こうか)があるこのトーチは、各(かく)メディアによる伝播(でんぱ)にもプラスになるといわれています。
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